もはや何が言いたいのかサッパリ理解できない -私的録音録画補償金問題

もう各所でも記事になってますが、また私的録音録画補償金問題が話題になってるようです。
今回のはいつにも増してよく分からない。
でも私的録音録画補償金ってステキなビジネスモデルですよね。曲が売れなくてもお金が入ってくるわけですから。

以下抜粋ですが、



権利者側は2008年12月に、ニワンゴの動画投稿サイト「ニコニコ動画」にあるアンケート機能「ニコ割アンケート」を用い、補償金制度に関する調査を実施。これによると、私的録音に用いる機器はパソコンが72.4%と多く、これを基に試算すると「11~39歳の個人がパソコンに保有している楽曲は239 億曲を超える」(日本音楽著作権協会の菅原瑞夫常務理事)など、パソコンによる私的録音録画の実態が広がっているとする。また、パソコンに収録した楽曲を携帯音楽プレーヤーにコピーする人の比率も47.1%に達したとする。これらを踏まえ、権利者側ではパソコンや携帯音楽プレーヤーへの補償金賦課が必要としている。
日経PCオンライン



だとのこと。





まず「ニコニコ動画」で調査している時点で間違いなくバイアスがかかってるし、その中で「私的録音に用いる機器はパソコンが72.4%と多く、これを基に試算すると『11~39歳の個人がパソコンに保有している楽曲は239 億曲を超える』」ってのも私には何が言いたいのか全く理解できません。
72.4%という数字の母数をよく考えてこういう発言をして欲しいなと思います。
「全てのパソコンの72.4%が私的録音に使われている」っていうならまだ理解できますが、「私的録音に使われている機器のうち72.4%が私的録音に使われている」ってのでパソコンに課金しろってのは理解不能です。
これは「犯罪者の98%がパンを食べているからパンは危険だ」みたいなのと同じ考えじゃないでしょーか。
もうちっと考えてから問題提起して欲しいもんです。議論自体は是非やって欲しいけど、その理由がこれだとちょっと情けないと思います。



「メーカーのカタマリであるJEITAからは、補償金制度を廃止するミッションを帯びた専門家が会議に出て来て、僕らは2年間戦ってきたが、徒労感は凄くある。今後は色々なことを裁量できる人が席に着いていただき、物事を決めていかなきゃならない」
AV Watch



と言ってはいますが、それ以前に補償金を求める理由がこんなんだったら誰も納得しないんじゃないかなと、そう思います。